虫歯になりにくい食べ物・お菓子の記事をアップしました!(9/2)

国際歯科連盟が提唱するMI(ミニマルインターベンション)とは?(1)

砂糖のイメージ

ミニマルインターベーションを知ろう!

皆さんはMI(ミニマルインターベンション)という言葉をご存知でしょうか?

歯の治療においては、歯質や歯髄への犠牲を最小限に抑え、本当に悪くなったところだけを削除して修復する治療法です。

出来るだけ歯を削らず、出来るだけ神経を取らず、生まれもった歯を出来るだけ残して、歯の寿命を長くすることをコンセプトとしています。

国際歯科連盟:スイスのジュネーヴに本部を持つ歯科医師会組織の連盟、非政府組織。1900年にフランスの歯科医師CharlesGodonによりパリに設立されました。

2002年10月にウィーンで行われたFDI(国際歯科連盟)において、この原則に関する声明がなされたことに端を発します。

そこでは、以下の5つが採択されました。

  1. 口腔内細菌叢(サイキンソウ)の改善 ※細菌叢:細菌の集合のこと
  2. 患者教育
  3. エナメル質および象牙質の非う窩性病変の再石灰化 ※う窩 :むし歯でできた凹型の穴のこと
  4. う窩性病変への最小の外科的介入
  5. 不良修復物の修理

つまり、う蝕(むし歯)原因菌の除去における最小の歯質削除だけでなく、再石灰化の促進、感染予防、患者教育、糖質摂取削減など、う蝕(むし歯)管理おける最小の介入を示しています。

MI(ミニマルインターベンション)を確立するためのポイントは、

(1)歯科医師の知識と優れた技術力

(2)先進的医療機器の採用

(3)感染予防対策

(4)患者教育

(5)新たな糖質成分の提供

上記の5つから構成されますが

今回は(5)新たな糖質成分についてご紹介したいと思います。

甘いけど虫歯予防になる!?新しい糖質成分のオリゴ糖

歯のイメージ

ビフィズス菌を増やして免疫バランスを整える「高純度天然結晶オリゴ糖」

オリゴ糖とは?

私たちの腸内には1 0 0 種類以上、 1 0 0 兆個もの細菌が棲みついています。

腸内細菌には私たちの健康に良い影響を与える善玉菌と悪影響を及ぼす悪玉菌があります。

健康を維持するためには、 常に善玉菌を優勢な状態に保つことが大切なのですが、

その善玉菌の代表であるビフィズス菌を増やしてくれるのが「 オリゴ糖 」です。

お腹

オリゴ糖は、ブドウ糖や果糖などの単糖が2~10個程度結合した「 少糖類 」と呼ばれる糖で、大豆などの豆類やごぼう・たまねぎ ·にんにくなど、 いろいろな植物に含まれています。

オリゴ糖の中には胃 や小腸で消化・吸収されてエネルギー源になるものもありますが、なかには消化・吸収されずにそのまま大腸に届くものがあります。

このようなオリゴ糖は、大腸に棲んでいるビフィズス菌の大好物で、ビフィズス菌の栄養源となって増殖を助けてくれるのです。

ビフィズス菌が増えると腸内がきれいになって便秘や下痢が改善されるだけでなく、ビフィズス菌に抑えられて悪玉菌が減りますから、悪玉菌がつくり出す有害な腐敗物質の減少にもつながります。

結果として、 オリゴ糖を摂り続けると健康を維持しやすくなるというわけです。

高純度天然結晶オリゴ糖

オリゴ糖にはフラクトオリゴ糖、 ガラクトオリゴ糖、 乳果オリゴ糖、ラクチュ ロース、 イソマルトオリゴ糖、キシロオリゴ糖など約20種類あり、健康食品として多くの商品が市販されているので、 耳にしたことがある人も多いでしょう。

その中で注目されているのが高純度天然結晶オリゴ糖です。

高純度天然結晶オリゴ糖はショ糖( 砂糖 )にガラクトースという単糖が結合した形の三糖類で、口、胃 や小腸で消化・吸収されずに大腸に届く難消化性オリゴ糖の一種です。

高純度天然結晶オリゴ糖は、ビート( 甜菜・砂糖大根 、)豆類、 麦類、 ごま、キャベツ、じゃがいも、 ぶどう、 とうもろこし 等に含まれており、私たちが長年にわたって摂取してきた、生活になじみのあるさまざまな植物に含まれています。

高純度天然結晶オリゴ糖の甘さは砂糖の5分の1ほど。ほんのりと甘く、砂糖に似た上品な味が特徴です。

また、胃や小腸で分解・吸収されないため 、エネルギーになりにくく、 砂糖とくらべるとカロリーはかなり低くなっています。

また、吸湿しにくく酸にも強い上、加熱しても安定しているため、煮物をはじめ色々な料理に安心して使うことができます。

ラフィノース100 販売元:日本甜菜製糖株式会社

原料は大地の恵みいっぱいのビート( 甜菜・砂糖大根 )

北海道

高純度天然結晶オリゴ糖の原料は北海道の大地でつくられたビート。

ビートから砂糖をつくるときに出る副産物のビート糖蜜からつくられます。

寒さの厳しい北海道に育つビートは、 秋になって気温が低くなると、自分が凍ってしまわないように、 細胞の中に高純度天然結晶オリゴ糖を蓄えはじめます。

高純度天然結晶オリゴ糖は植物が厳しい自然から身を守るための貴重な成分ともいえるでしょう。

私たちが口にするオリゴ糖にはさまざまな種類があり、その多くは酵素を使って合成してつくられるのですが、高純度天然結晶オリゴ糖は原料のビート糖蜜から、分離・精製・結晶化の工程を経て製造されます。

このため、各種オリゴ糖の中でもナチュラルで高純度なのが特徴です。

トクホ素材として評価書を取得済み

高純度天然結晶オリゴ糖は厚生労働省の外郭団体、( 財 )日本健康・栄養食品協会が定めるトクホ食品( 特定保健用食品 )の素材として利用されています。

トクホ食品とは健康の維持や増進のために有効であることが確認され、 効果を表示することが認められた食品であり、高純度天然結晶オリゴ糖は腸の中でビフィズス菌を増やし便秘を改善する効果が認められ、「 おなかの調子を整える 」成分として、トクホ食品に利用されています 。

オリゴ糖は私たちがふだん食べている食物に含まれており、 食経験も長く、 安心して食べられる食品成分といえるでしょう。

もちろん、公的試験機関によって行われた急性蒋性試験、変異原性試験( 細胞に突然変異を発生させる性質があるかを確かめる試験 )によって安全性が確認されています。

歯周病は糖尿病等の生活習慣病に関わっている?
歯周病とオリゴ糖の興味深い関係

歯の治療イメージ

年齢を重ねるにつれて、 自分の歯を失う人が増えますが、 その主な原因は歯周病で、 40歳以上で歯を失う人の6 割以上は歯周病だといわれています。

歯周病は歯周病菌が歯と歯茎の間に付着し、歯の周りに炎症や化膿を引き起こす病気ですが、歯周病は歯だけにとどまらず、体全身をめぐってさまざまな病気を引き起こすことが、 最近の研究で明らかになってきました。

たとえば、歯周病菌が子宮にまで運ばれ、 胎児を包んでいる羊膜を傷つけ、早産の引き金になるという説があるほか、心筋梗塞や動脈瘤の病巣から歯周病菌が発見されたという研究報告もあります。

また、糖尿病の人は歯周病になりやすく、 重症化しやすいことが知られていますが、反対に歯周病を治療すると糖尿病が改善するという報告があり、 歯周病菌が糖尿病のリスクを高めている可能性も指摘されています 。

歯ぐきからの出血や口内炎にオリゴ糖が効く?!

歯周病が高純度天然結晶オリゴ糖摂取によって改善されるという研究報告があります。

かわべ歯科の川邉研次院長らは95名の患者(うち93名が歯周病、61名がむし歯、3名が歯肉炎、1名が慢性口内炎 )に、高純度天然結晶オリゴ糖を1ー2 ヵ月摂取してもらい、その後口腔内を調べました。その結果、歯ぐきからの出血や腫れ、膿などの症状改善が多くの患者に見られたほか、口内炎や口臭にも効果があったということです。

川邉医院長らはこの結果から口腔にも腸管と同様にさまざまな細菌が棲みついていることから

高純度天然結晶オリゴ糖を摂取することで口腔内の環境がよくなり、疾患の予防や健康状態の維持につながるのではないかと示唆しています。

高純度天然結晶オリゴ糖は、その他、腸内環境を整えて免疫力向上の手助けをしたり、(便秘、下痢)抗アレルギー作用により、アトピー性皮膚炎の一要因であるカンジダ菌を抑制したりします。

MIの第一歩は予防から!糖質摂取にも工夫しよう!

MI(ミニマルインターベンション)の「最小の侵襲と最大の効果」を実践するには、まず予防から行うことが重要になります。

それは単なる「歯みがき」や「歯周ケア」にとどまらず、食事の糖質摂取削減なども取り入れ、生活習慣の改善を行うことが大変重要です。

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